2024年5月30日木曜日

【社会福祉協議会ふれあいネットワーク施設見学研修会】



香椎下原校区社会福祉協議会ふれあいネットワーク研修会では、5月29日(水)施設見学研修会に行ってきました。
コロナ感染拡大で受け入れが難しかった「サンアクアTOTO」の見学が、何年か越しにやっと叶いました。





《ゼンリンミュージアム》
「歴史を映し出す地図の紹介」というコンセプトで展示してあり、B.C.700年頃の物の展示もありました。中でも江戸時代後期、伊能忠敬により17年の歳月をかけて全国測量が行われ、日本で初めて実測に基づき正確に完成されたという正確な日本全図には感動しました。

軍事的観点から海外への流出を防ぐため「秘図」として扱っていたそうですが、「伊能図」が海外に流出したことで開国につながり、日本の「近代化」に向かっていく過程も紹介されていました。


皆さん熱心に見られています。

 

14Fからの眺めは抜群です。すぐ隣にある小倉城天守閣を見下ろしながら、遠くには海側の工場地帯や関門海峡が見え(唐戸市場も見えるそうです)、北九州らしい景色が楽しめました。


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《サンアクアTOTO》
サンアクアTOTOでは、設立からこれまで、継続的に障がい者雇用を推進されおり、現在は社員の約2/3が障がいがある方とのことです。仕事の内容は、水栓金具部品の組立・検査・梱包作業や取扱説明書の制作、データ入力等、さまざまでした
障がい種別も、身体障がい、知的障がい、精神障がいと多様となり、全ての方が自立して働きやすい環境作りの取組みを説明していただきました。一人ひとりの使い勝手に合わせ作成された作業台や、細部にわたり工夫が見られ、一人ひとりの能力と習得に合わせた計画表で生産してありました。



食堂・会議室、少々の力では動かない、人工大理石でできたテーブル



社内どこにも全く段差がなく、車いす同士でも無理なくすれ違うことができる通路、体重をかけても傾かない重量のテーブル、認識しやすいように赤く色を付けた柱、個室ごとに便器や手すり、洗面の配置を変えて自身が使いやすいトイレを選べるなど、全てが、個々の障がい特性に配慮されていました。





サン(太陽)の赤、アクア(水)の青、空の青も加わり、素晴らしい一枚になりました。(*^-^*)



今後の活動に生かせる知識がたくさん詰まった研修会でした。





校区社会福祉協議会
ふれあいネットワーク推進会